ATPランキング解説

ATP(男子テニスツアー)ランキングの仕組み part1

ATPランキング(世界ランキング)について、今回から数回の記事に分けて説明していきます。
2017年のツアーが始まる前に、少しでもランキングの仕組みについての理解を深めて、テニスを見る楽しさを増やしてもらえたらと思います。

はじめに

以前の記事で、現在、錦織選手がラオニッチ選手やワウリンカ選手と、世界ランキング4位争いをしていると書きました。ただ、どんなふうにポイントが決まっているのかを知っていないと、「4位って言われても、実際どうやって決まっているの?」と、ピンと来ないかもしれません。

そこで、ランキングの仕組みを理解していると、「この大会は、去年いい結果を出しているから、今年結果を出さないとポイントを大量に失うぞ」とか、逆に「去年この期間は、怪我で大してポイントを稼げなかったから、今年は稼げるチャンスだぞ」など、各選手のポイントの推移をいろいろ考えながら、大会を追いかけていくというのも、また一つの楽しみ方にもなると思います。

ATPランキングとは

直近52週間(約1年間)に出場した大会のうち、獲得ポイントが高かった上位18大会のポイントの合計で、ランキングを決定します。

ポイントを稼ぎたいからといって、大会にたくさん出場しても、決められた数の大会分しかポイントが加算されない、ということです。

先程、ポイント対象が18大会までと書きましたが、「ATPワールドツアー・ファイナルズ」に出場した8選手については、そこで獲得したポイントが加算され、特別枠として19番目のポイントを獲得することができます。

大会のグレードと一覧

ATPワールドツアーでは、獲得できるポイントは大会のグレードによって違います。まずは、各カテゴリの大会の一覧を見ていきます。

グランドスラム(4大会):優勝2,000ポイント

・全豪オープン(オーストラリア)
・全仏オープン(フランス)
・ウィンブルドン(イギリス)
・全米オープン(アメリカ)

マスターズ1000(9大会):優勝1,000ポイント

・BNPパリバ・オープン(アメリカ)
・マイアミ・オープン(アメリカ)
・モンテカルロ・マスターズ(モナコ)
・マドリード・オープン(スペイン)
・BNLイタリア国際(イタリア)
・ロジャーズ・カップ(カナダ)
・ウェスタン&サザン・オープン(アメリカ)
・上海ロレックス・マスターズ(中国)
・BNPパリバ・マスターズ(フランス)

ATPワールドツアー・500シリーズ(13大会):優勝500ポイント

・ABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ)
・リオ・オープン(ブラジル)
・アビエルト・メキシコ・テルセル(メキシコ)
・ドバイ・テニス選手権(アラブ首長国連邦)
・バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン)
・ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ)
・エイゴン選手権(イギリス)
・ドイツ国際オープン(ドイツ)
・シティ・オープン(アメリカ)
・チャイナ・オープン(中国)
・楽天ジャパン・オープン(日本)
・スイス・インドア(スイス)
・エルステ・バンク・オープン(オーストリア)

ATPワールドツアー・250シリーズ(39大会):優勝250ポイント

※数が多いので、大会の一覧は省略

ATPワールドツアー・ファイナルズ:最大で1,500ポイント

※ATPワールドツアーの年間最終戦

その他

ランキング下位の選手は、下部ツアーである「ATPチャレンジャー・ツアー」や「フューチャーズ」の大会でポイントを稼いで、上位のツアーにステップアップしていく形になります。


とりあえず、今回はここまでです。

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